エンジニアリング、マネジメント、日常、生活

時がうつろい環境が変われば好みや感じかたに変化が出るという事実を織り込み,それらも含んだ多くの要因の交互作用の中で,あらゆる営みは行われている(前田, 2014, p. 375)。

社内リスペクトアワードを受賞したのだけれど

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大人になって初めて表彰とかされた

社内の2018年リスペクトアワードというものを受賞しました。平にメッセージをくださったみなさまのおかげです。ありがとうございます。なんと理屈の上では私が全社員1000人弱の中で、2018年に最もリスペクトされた社員ということになります。弊社では年始に全社員が集まる催しがあり、その場でステージに呼ばれて賞状を頂くやつをやりました。なお事前に受賞されることは一切知らされていなかったため、完全なサプライズにより激しく動揺した軟弱メンタルの僕は、2時間後に熱を出して早退しました。

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リスペクトアワードとは

リスペクトアワードとは、毎年年末に、社員全員宛にGoogleFormから感謝を告げる仕組みが公表され、送られた数が最も多かった社員が表彰されます。来年から課長になるので、課のキックオフ用にプレゼン資料を作った話でも書いた通りですが、2019年からは社内にRespectの文化を広めようと考えている手前、ここは率先して送らなければと考えた私は、少しでもお世話になったなと感じた人に片っ端から送ることにしました。するとみなさまから次々とお返事という形でメッセージを頂き、気がついたら受賞していたという形になります。

受賞はしたけどモヤモヤはしている

じゃあ実際に僕がどれぐらいのメッセージを頂いて受賞したのでしょうか。実は27件しかもらっていません。…あれ、なんか少なくない?これ、本当に僕でいいの?
おそらくこうなっている原因としては

  • メッセージを送ることのメリットが、デメリットより下回る人がいっぱいいる
    • メッセージを送る行為が面倒
    • 時間が勿体無い (仕事の方が優先!)
    • など…
  • リスペクトする人がいない
    • 他人に興味がない
    • リスペクトアワードに興味がない
    • など…

などが挙げられます。
普段は言えない感謝を堂々と相手に告げられる貴重な機会なんだから、みんなやればいいのに…と一瞬考えたのですが、そもそも『感謝を告げるのが貴重な機会』という時点で、ろくな組織が構築出来ていない証左です。今年は開発の各チームが、各々心理的安全性を高めるチーム構築の手法を広めていく施策を取ろうと思っています。今年の年末もきっと僕は同じように片っ端からリスペクトメッセージを送りますが、今年は僕が受賞しなければいいなあと少しだけ思いました。