エンジニアリング、マネジメント、日常、生活

時がうつろい環境が変われば好みや感じかたに変化が出るという事実を織り込み,それらも含んだ多くの要因の交互作用の中で,あらゆる営みは行われている(前田, 2014, p. 375)。

『いきなり1on1』を始めた話

数回実施したので、自分のやり方をまとめました

nitt-san.hatenablog.com


f:id:nitt_san:20181116092305p:plain:w500

1on1をやっていますが…

2019年もまもなく1ヶ月が経過しようとしている昨今、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私はなかなか進捗ダメです。ニ、ニャオス…
名実共にマネージャーという立ち位置になってから早一ヶ月が過ぎようとしていますが、弊社は12月決算のため、1Q開始に伴う昨年度評価や目標設定に加えて、ライン業務が飛び込んできたため、仕事でアップアップしていたら1月が終わろうとしていたという状況です。
もちろん日々の業務は続いており、マネージャーとして概ね毎日誰かと1on1をしている状況です。ただどうにも年始からこっち、あまり質のいい1on1が出来ていないような…これはどうも成長に行き詰まってきているのではという実感が湧いてしまっている状態です。

質のいい1on1

ここでいう質のいい1on1とは何かと定義すると、以下の2つが満たされている1on1と考えます。

  • 相手の内省を促すことが出来ている
  • アクションまで繋げることが出来ている

そして、質のいい1on1を目指すために、コーチ側に必要なスキルは、以下のようなものがあると考えます。

  • 相手の懐にいち早く飛び込む、人たらしスキル
    • 不快感を与えない外見への気配り
    • 幅広い雑学による共感力
    • 緊張をほぐすアイスブレイク
  • 相手の話を的確に解釈して理解する、傾聴スキル
    • 相手の話を聴くことに注力した各種態度
    • 相手の話を抽象的に構図で捉える理解力
  • 自分の考えを適切にまとめて伝える、伝達スキル
  • 相手の熟考を引き出すための、質問スキル
    • 様々な角度から話を引き出す瞬発力
    • 答えを促すための質問力

コーチングのスキルを磨きたい

1on1のスキルに限ったことではありませんが、スキルを磨くために必要なのは、細かくPDCAを回す事です。計画し、やってみて、フィードバックを受け、自省し、仮説を立て、またやってみる。これらを細かく回していくことで、スキルの向上に繋がります。
しかし、毎週毎週メンバーからフィードバックを受けるというのも、工数面からもなかなか難しい…。また、多種多様な相手からフィードバックを受けて改善していくことで、環境に左右されない再現性のあるスキルが身につくのではないかと仮説を立てました。色んな人と1on1をやってみることは出来ないだろうか…?

ほぼ知らない人と1on1をやってみよう

とあるコミュニティのSlackの自分専用チャンネルで、以下のようなことを呟きました。

するとまあ、既に見ての通り1分経たずに3人快諾というありがたい状況で、最終的に7人の方にご快諾頂きました。
そんなわけで今から2月中頃まで、いきなり1on1祭りをやってみます。特徴は、初対面〜3,4回会っただけの人が相手だということです。実はいま1人の方と1on1を実施した帰り道にこの記事を書いているところなのですが、これがなかなかどうして、大変に勉強になることだらけでした。
7人やってみてどうだったかは、後日報告致します。