エンジニアリング、マネジメント、日常、生活

時がうつろい環境が変われば好みや感じかたに変化が出るという事実を織り込み,それらも含んだ多くの要因の交互作用の中で,あらゆる営みは行われている(前田, 2014, p. 375)。

【いきなり1on1記録】第二十八回・びばさん

いきなり1on1とは?

こちらをご覧ください
nitt-san.hatenablog.com

概要

場所

着席位置

  • 正面

1on1相手

受け手からのフィードバック(一部プライバシーに関する所をカットしています)

普段業務で1on1をしているか?

している

nitt-sanと会って話したことのある回数

2回目

ご自分の仕事・趣味・人生などへ、何かプラスになることはあったか?(5段階評価・5が最高)

3

nitt-sanの1on1コーチの技量をどう思いましたか?(5段階評価・5が最高)

3

本日の1on1全体の感想を教えてください

2時間という長い時間を使っていただきながら、自分の悩みを可視化していただきました。自分一人のふりかえりだけでは出てこない、コーチとしての問いかけや方向付けによって、「あっ、自分はこう思ってるのかもしれない」「こういうときは確かこうだったよな...」という深い内省を促していただいたと思っています。
ネガティブフィードバックによって、自分の未発見領域に気付かされたのも助かりました。

nitt-sanに対し『ここがよかった』『今後も続けたほうがいい』と思ったことはありますか?

議論の可視化とフィードバック。「私からはこう見えています」というフィードバックは、気付きを誘発させてくれるため非常に助かります。
難しい相談だったとは思いますが、一貫して「なんとか引き出していこう」という姿勢が好感が持てました。
問いの引き出しも多く、自分で考えさせられる時間もしっかりと取ってくれるだけでなく、答えに詰まっている部分ではクローズドクエスチョンで話を誘発してくれているのも助かりました。

nitt-sanに対し『ここが気になった』『今後は控えたほうがいい』と思ったことはありますか?

コーチングに100パーセントの力を割かなくてもいいのかな、と。「コーチング」の場ではなく1on1という場ですから、多少は自分の経験から来る示唆の提示があったほうが、共感を生み出し意見を引き出しやすくできるかもしれません。
あとは、相手のその場の感情にフォーカスした話が出来ると、話を深めやすくなると感じました。 > 「いま険しい顔をしましたけど、なんでそう感じましたか?」など。話のコンテンツ(内容)に寄り添っていただけたのですが、感情にはあまり寄り添っていただけなかったかな、という感触はあります。

ふりかえり

可視化は出来る

結論から言って、今回の1on1は全く満足いく1on1では無かったと感じました。

1on1が終わった時、コーチ側、つまり自分がモヤモヤしてしまうことは結構あります。この理由について、ずっと深く考えることをしていませんでしたが、言語化しました。

コーチングにおいて、コーチ側がモヤモヤしてしまう時、相手の身振り手振りや言葉の端々、言外のサインから、心からの内省に届かなかったことに気付いている時なのだと思います。

コーチは、相手が話している内容を可視化することは出来ます。恐らくこれは誰にでも、少しかじれば出来るようになるレベルです。有り体に言えば、これ自体はコーチングのためのスキルではありません。

恐らく自分は、相手の内面を引きずり出して、相手の言葉を引き出すためのスキルを、この期に及んでまだ上っ面でしか捉えられていません。

話している内容が本当に本心から来ているのかどうかは、きっと本人にしかわからないことだと思います。場合によっては本人にもわかっていないかもしれません。
それを、コーチが「きっと本心から出ている言葉なのだろう」と仮定あるいは思い込んで、それらを丁寧に可視化したり、頑張って深掘りしたところで、その先に何かが解決するようなことは全くありません。それらは本心から来たものではないし、ただ本心を守るための発言かもしれないからです。場合によっては、1時間後には忘れていたりする可能性もあります。

多分、本当に相手の言葉を引き出すために、今の自分には全く足りないものがあるのだと思います。それが何かは今の自分にはわかりません。心のどこかで、1on1やコーチングをナメてるんだと思います。