エンジニアリング、マネジメント、日常、生活

時がうつろい環境が変われば好みや感じかたに変化が出るという事実を織り込み,それらも含んだ多くの要因の交互作用の中で,あらゆる営みは行われている(前田, 2014, p. 375)。

【いきなり1on1記録】第三十回・ボンヌさん

いきなり1on1とは?

こちらをご覧ください
nitt-san.hatenablog.com

いきなり1on1・祝三十回達成

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いきなり1on1、三十回達成しました。
三十回です。おめでとうございます。ありがとうございます。
二十〜三十回までの間は、マネージャーを相手とする事が多く、共感したり勉強になることが非常に多い、貴重な体験となりました。
反面、至らなさや足りないスキルがまざまざと見え、気持ちとしてはかなり苦しいことが続きました。
それでも一回一回から得られるものの大きさや、1on1を求める人の声、終わった後の相手のスッキリした顔を見ると、ただただ一つ一つ学んでいかなくてはならないと自覚していく日々でした。
いきなり1on1、もうちょっとだけ続くんじゃ。

概要

場所

  • 某会議室

着席位置

1on1相手

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受け手からのフィードバック(一部プライバシーに関する所をカットしています)

普段業務で1on1をしているか?

している

nitt-sanと会って話したことのある回数

初対面

ご自分の仕事・趣味・人生などへ、何かプラスになることはあったか?(5段階評価・5が最高)

4

nitt-sanの1on1コーチの技量をどう思いましたか?(5段階評価・5が最高)

5

本日の1on1全体の感想を教えてください

コーチングにおけるスキルというものを実体験することができ、今後の自分自身にとっても非常に参考になりました。

nitt-sanに対し『ここがよかった』『今後も続けたほうがいい』と思ったことはありますか?

ノート・蛍光ペンでの状況整理。少し話を止めて考える際に、あそこまでわかりやすく整理されていると内省が捗ります。

nitt-sanに対し『ここが気になった』『今後は控えたほうがいい』と思ったことはありますか?

時間が限られたシチュエーションなので仕方がないのですが、後半、結論/アクションに辿りつかないといけない… という焦りを少しだけ感じてしまいました。

ふりかえり

どう感じたのか、何故そう感じたのか

マネージャーの仕事をしていると、業務に対して感情と理解が食い違うことが多々あると実感します。同じ課題に対してすら、視座・視野・視点によって、見え方や解決手段は違ってきます。マネジメントは、複数のチームメンバーのそれらが釣り合うところを調整してジャッジすることです。だからこそ面白く、だからこそ時に苦しいのでしょう。
上司に、メンバーに、課題や問題に対して意見を言われた時、相手の視座から見た場合は確かに合理的なものの、自分の視座から見た景色からでは、決して納得のいかないことがあると思います。無理難題でしかないことを突き付けられているような気持ちになることも多いでしょう。
重要なのは、その時自分はどう感じたのか、その感情から逃げないこと。そして、何故そう感じたのか、正面から向き合うこと。
現実と感情のギャップを自覚し、理解し、その上でその後どう行動するのか。闇雲に感情に支配されるのではなく、折り合いをどこにつけていくのか。
今回のボンヌさんとの1on1では、改めてそのことを強く感じました。ボンヌさんは、決して自分にとって快いことではない状況に置かれても、現実と向き合い、自分の負の感情と向き合い、その上で次にどうするかを考えることの出来る、大変誠実な方だと思いました。

場を作ること

後半、結論/アクションに辿りつかないといけない… という焦りを少しだけ感じてしまいました。

フィードバックを頂いた通りですが、ボンヌさんは事前にブログを見ていらっしゃったこともあり、場所等かなり配慮して頂いたかたちとなりました。反面、今回は時間が限られたシチュエーションだったこともあり、アクションを見つけなければならないという焦りに繋がってしまったのだと思います。
これはファシリテーションがまずかったことと、自分側の配慮が不足していたことが原因として考えられます。
「時間内に何か見つけなければいけない」という気持ちがプレッシャーを与えてしまったことは、決して誰かの得になる状況ではありません。
安心して1on1に打ち込める『場を作る』ことの重要性を強く認識出来る機会となりました。ありがとうございました!