エンジニアリング、マネジメント、日常、生活

時がうつろい環境が変われば好みや感じかたに変化が出るという事実を織り込み,それらも含んだ多くの要因の交互作用の中で,あらゆる営みは行われている(前田, 2014, p. 375)。

【いきなり1on1記録】第十六回・匿名さん

いきなり1on1とは?

こちらをご覧ください
nitt-san.hatenablog.com

概要

場所

  • 都内某ファミレス

着席位置

  • 正面

1on1相手

1on1時間

70分

受け手からのフィードバック(一部プライバシーに関する所をカットしています)

普段業務で1on1をしているか?

している

nitt-sanと会って話したことのある回数

初対面

ご自分の仕事・趣味・人生などへ、何かプラスになることはあったか?(5段階評価・5が最高)

5

nitt-sanの1on1コーチの技量をどう思いましたか?(5段階評価・5が最高)

4

本日の1on1全体の感想を教えてください

考えがこんがらがっていた状況が解きほぐされました。また、1on1のやり方について色々と学ぶものがありました。

nitt-sanに対し『ここがよかった』『今後も続けたほうがいい』と思ったことはありますか?

初対面の人には待ち合わせの時に自分の写真を送ってくださるのですが、それがよいアイスブレイクになっている気がします。

nitt-sanに対し『ここが気になった』『今後は控えたほうがいい』と思ったことはありますか?

特にありませんでした。

ふりかえり

言い回しについて

何度か、もしかしたらこの言い方は鼻に付くかもしれないという口癖的な言い回しをしたなと思いました。
気をつけようポイントです。個人的に、口癖は表現することへの怠慢だと思っています。

Engineering Manager、あるいは、あらゆる中間管理職の孤独について

Engineering Manager、Product Manager、あるいはProject Manager、課長、部長、チームリーダー、エンジニアリングに関わる人、関わらない人、とあれ、あらゆる中間管理職と呼ばれる人達は、かなりの確率で独特な孤独感を抱えています。
今日下した意思決定は本当に正しかっただろうか。チームでのコミュニケーションがうまく取れなかった。あの言い方はまずかったかもしれない。プロダクトの方向性は本当にこのままでいいのだろうか。この資料は経営層には納得してもらえるだろうか。ベッドに入ったはいいけれどどうしてもモヤモヤしてしまい、うまく眠れない日もあるでしょう。
けれどチームのメンバーに愚痴をこぼしてしまいたくはない。チームのアウトプットへ影響を及ぼしてしまう可能性もある。上司にもうまく相談出来ない。どうせ理解してはくれないだろう。単純に心配かけてしまうかもしれない。あるいは、メンバーとは愚痴をこぼせる間柄かもしれない。それでも、マネージャーとして一線を超えるわけにはいけない、吐き出すことの許されない独特のなにか。どうしても吐き出す先が見当たらない何かがあります。
マネージャーは、それぞれにどうしようもないような孤独を抱えています。
マネージャー相手にいきなり1on1をやると、ああ、この活動はそういった孤独に寄り添うことが出来るのかもしれないと思います。
知らない人だから気軽に吐き出せて、コーチングだから知ったような顔して無責任な意見を言われるわけでもない。バイアスが無いので、客観的に悩みを整理してもらえる。その上、内省から気付きを得ることも出来る。いきなり1on1は、対マネージャーにうってつけの活動なのだなと感じます。
もしかしたら、本当に1on1が必要なのはエンジニアよりもマネージャーなのかもしれません。そんなことを思いました。